「縄張り」と聞くと、みなさんは何を思い浮かべますか?
「ヤクザのシマ!」
「動物同士のテリトリー!」
「戦国大将軍の勢力範囲!」
などなど。
勢力範囲や、テリトリーなどを思い浮かべますよね。
実は・・・・・
他にもこんな意味があります・・・・・
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「縄を張って境界を決めること」
「建築物の敷地の広さを定めること」
◆
◆
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「思ってんたんとちゃうやーん!?」
「俺の縄張りは、何だったんだ。」
「広さ定めるときは、面積じゃないの?」
筆者も、お三方と同意見です。
今回は、「縄張りの意味」について
意外な使われ方を紹介します。
縄張りの意味とは?
「縄張り 意味」で検索すると、以下、5つの意味がヒットします。
- 縄を張って境界を決めること。
- 建築予定の敷地に縄を張って、建築物の敷地の広さを定めること。
- 博徒や暴力団などの勢力範囲。
- ある人の勢力範囲や専門とする領域。
- 動物の個体や集団が、それぞれの生活の場を確保するために、他の個体や集団の侵入を許さない地域。テリトリー。
3. 4. 5. の意味は、ご存じの方も多いかと思います。
が、
1. 2. の意味は、あまり知られていない意味です。
「縄張り」の由来
- 縄を張って境界を決めること。
- 建築予定の敷地に縄を張って、建築物の敷地の広さを定めること。
ピンと来ないかもしれませんが・・・・・
「縄張」を「縄を張る」と言い変えると、意味合いが良く分かります。
ひと昔前、文明が発達していない時代は、
自分の所有する土地を、縄を張って境界戦を定めて所有権を示していました。
そうして「縄張り」という言葉が生まれたんですね。
現代でも、建築予定地などに、縄というか糸みたいな(上記写真のような)ものをピンと張って、印がつけられています。
見えない縄を張って、縄張りを示している
現代の人間や動物同士の勢力争いにも、
見えない縄を張り、境界戦を定めています。
縄張りに入ってくる人や外敵を追い払う傾向は、現代でもよくみかけます。
古来の人たちは、縄を張って個人の所有権を示し、現代は、そこから派生して、見えない縄を張って、勢力範囲やテリトリーなど、馴染みのある意味合いになりました。
「確かに!見えない縄、張ってたわ。」
「由来から考えると意味が分かりやすい!」
「漢字がすべてを語っている」
縄張りを言い換えると?
縄張りの言い変えは、下記の言葉でも言い換えることができます。
領土
例文)領土はその国が所有する土地のこと
領域
例文)自国の領域の保全につとめる
彼の研究領域はかなり広い
領分
例文)それは医者の領分だ
男性の領分といわれていた仕事に女性が次々と進出する
島
例文)自分たちの島を他人に奪われないようにする ▽他のグループの島を荒らす
テリトリー
例文)テリトリーに近づいてくる敵を威嚇(いかく)する動物のしぐさ
支配下
例文)インドは大英帝国の支配下にあった
射程距離
例文)敵兵は今射程距離にいる
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ほかにも、場所を割り当てる言葉でも言い換えができます。
- 土地の割り当て
- 区画
- 場所の割り振り
- 区域
などなど。
現代は、言い換えの言葉の方が多く耳にしますね。
まとめ
如何でしたでしょうか。
現代人の我々にとって
「縄張り」と聞くと
勢力範囲や、テリトリーが強いですが、
古来の人たちは、
私有地を表す為に
縄張りを使ったり、
建築物を築く際の設計図の意味になったり、
意外な表現方法があるのが分かりました。
他にも由来を調べていくと、
現代とは全く違う
使われ方をしている言葉があるかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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